DataTableの使い方について
DataTable型変数はUiPathでよく使いますが、実際にデータを利用するときにどうやって呼び出せばよいか困ることがあります。
ここではよく使う使い方についてメモしておきます。
DataTableの呼び出し
以下のようなtest変数があるとします。
※ただし最上部の行はヘッダーとします
Column1 | Column2 | Column3 |
a | b | c |
d | e | f |
g | h | i |
対象を直接して呼び出し
一番基本となる呼び出し方です。次のような方法があります。
記載方法 | 呼び出される値 | 備考 |
test(2)(0) | g | 2行目、0列目のデータであるgを呼び出します。 各行列は0からスタートすることに注意して 呼び出すことで好きな値を取り出すことができます。 |
test(0)(“Column1”) | a | 0行目のヘッダーColumn1のデータを呼び出します。 |
繰り返し(データテーブルの各行)で呼び出し
繰り返し(データテーブルの各行)を設置し、testテーブルを繰り返し対象に設定します。
その後、項目に設定したCurrentRowには各行のデータが入るので、例えば次のように呼び出します。
CurrentRow(1)
呼び出される値:b e hが順番に呼び出されます
行情報はすでに入っている状態なので何列目を呼び出すかという情報を指定することで呼び出しが可能です。
その他よく使いそうなプロパティ
上記の組み合わせで基本は実現可能ではありますが、難しい処理を実行するときに使えそうなプロパティをChatGPTに聞いてみました、以下はその一覧です。
※ChatGPTに確認してみたので一部不備があるかもしれません。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Rows | データテーブル内の行(DataRow)のコレクションを取得します。 |
Columns | データテーブル内の列(DataColumn)のコレクションを取得します。 |
TableName | データテーブルの名前を設定または取得します。 |
CaseSensitive | 列名の大文字と小文字を区別するかどうかを設定または取得します。 |
PrimaryKey | 主キーとして設定された列の配列を取得または設定します。 |
MinimumCapacity | データテーブルの最小容量を設定または取得します。 |
Namespace | データテーブルの名前空間を設定または取得します。 |
Prefix | データテーブルの XML 表現で使用される接頭辞を設定または取得します。 |
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