UiPathでやってはいけないこと
前回の記事ではワークフローでやってはいけないことを書いていきました。
このワークフローでやってはいけないことでは公式としては特に情報がないですが、試してみた限りの注意点を書いていきました。
今回は公式がやってはいけないと書いているものについて紹介していきます。
やってはいけないものの、技術的にはできてしまうのでやらないようにしましょう。
※やってしまうとサポートが受けられなかったり使用方法に違反する場合があります。
パブリッシュしたnupkgファイルを解凍
Studioでワークフローをパブリッシュするとnupkgファイルが作成されますが、これを逆に展開することは禁止されています。
一応試してみると解凍自体はでき、正常に動作させることを自体はできるようですが、公式としてはしないでほしいと記載があるので解凍することはやめましょう。
参考
https://docs.uipath.com/ja/studio/standalone/2024.10/user-guide/about-publishing-automation-projects
>プロジェクトをパブリッシュして作成したパッケージ ファイルは、解凍しないでください。変更を加える場合は、Studio で元の .xaml
ファイルを開き、これを変更したうえで、再度プロジェクトをパブリッシュします。
並列アクティビティの中にUiAutomationパッケージのアクティビティを利用
これ結構やっちゃってる人いると思います。やってはいけない理由が公式に書かれています。
参考
https://docs.uipath.com/ja/studio/standalone/2024.10/user-guide/ui-automation
>[並列] アクティビティと UI Automation アクティビティの併用はサポートされていません。これらを併用すると、しばしば予期せぬ結果を招くことがあります。
画面をロックした状態でUiAutomationパッケージのアクティビティを実行
これも結構やってる人が多いと思います。どうやらこれをやるとうまく動作しないようです。
動作しない人はロックを解除したりサインアウトしたりしてから実行するとよいと思います。
参考
https://docs.uipath.com/ja/studio/standalone/2024.10/user-guide/ui-automation
>UI Automation アクティビティを使用するオートメーション プロセスは、ロックされた画面では実行できません。
新しいバージョンで作成したワークフローを古いバージョンで動作
これもうまく動作しないようです。逆に古いバージョンで作ったワークフローであれば新しいバージョンでも動作するのでうまく動かない時は最新バージョンにあげてみましょう。
参考
https://docs.uipath.com/ja/overview/other/latest/overview/compatibility-matrix#automation-projects
>新しいバージョンとの相互運用性はサポートされていません。新しいバージョンの Studio で作成したプロジェクトは、古いバージョンの Robot では実行できない場合があります。たとえば、2019.10 の Studio で作成したプロジェクトは、2018.4 の Robot では実行できない場合があります。
project.jsonファイルを編集
project.jsonファイルを直接編集することはよくないようです。
これを編集するのであれば、Studio側から該当する箇所を修正しましょう。
※ただしどうしても修正が必要な(xamlが開けなくなったなど)場合は修正してもよさそうです。
参考
https://docs.uipath.com/ja/studio/standalone/2024.10/user-guide/about-the-projectjson-file
>project.json ファイルを手動で編集すると、重大な結果につながり、サポートが得られなくなる可能性があるため、トラブルシューティングの場合にのみ試みるようにしてください。
終わりに
今回は結構やりがちなことを書いてみましたが、やりがちなことでもやってはいけない場合があるので、もし動作が変に感じたら公式の資料を見てみましょう。
もしかするとやってはいけないことに記載があるかもしれません。
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